恐怖症克服備忘録 | 私が病院に行かなかった理由

こんにちは^^

私は恐怖症の克服のために病院に行くことは今のところ選択肢として入れていないのですが、
今回はその理由について綴っていこうと思います。

私は恐怖症を病気だと思っていません。
「こんな症状なかったらもっといろんなことができるのに!!」と泣いた日もありましたが、
良くも悪くも、一度友達になってしまった恐怖症とは長い付き合いになる覚悟を今は持っています。

あくまで私個人の意見になりますが、こういう考えもあるんだなという例として
見ていただけたら嬉しいです^^

私が自分の人生に絶望していた頃

私が一番、恐怖症について悩んでいたのは、就職活動の頃(22歳前後)でした。
そのころは電車に乗ることも怖くて、長い通学時間や、面接のために知らない土地に移動するのが怖くてたまりませんでした。

面接に遅れたらいけない、ここで電車を降りちゃだめだ。

そう思うとますます怖くなって、面接の前だというのに動悸が止まらなかったのを覚えています。
その時はこの「怖い」という気持ちがなんなのか、考えている余裕もなかったように思います。

仕事選びに関しては、「時々怖くなってしまったりするなあ」という程度で、それを理由に出張のない仕事にしたいとか、移動の少ない仕事にしたいとかは考えていなかったです。
(今考えれば、在宅もOKな今の職場を選んだ自分にありがとうを伝えたいです。)

その後、無事社会人になり1つのゴールとスタートを迎えてから、改めて自分と向き合った時に
「遠くに行けない」「人とご飯が食べられない」という自分の弱点が
私がやりたいと思うことの弊害になってしまうと気づいたのです。

日常的に恐怖を感じる場面を避けることができる環境にいますが、「やりたいこと」ができないとわかった時に2度目の絶望を感じました。

[やりたいけどできないこと]
・旅行に行く
・観光をする
・友達とお洒落なランチに行く etc…

母親に打ち明けた日

私にとって、母親は一番信頼できる人間です。
私の幸せや、健康を何より願ってくれていると感じるほど愛情を送ってくれる人です。
そんな母にずっとずっと恐怖症のことを話せずにいました。

私の場合、大切な人にほど恐怖症を打ち明けるのが怖かったのです。
とても心配されるかもしれないとか、よくわからない不安が溢れて言葉にできずにいたんです。

社会人になって一人暮らしを始め、久しぶりに実家に帰省をした時に
勇気を出して打ち明けたことがありました。
(自立もして、自分にある程度自信がついたから言えたのかもしれないなと思います。)

母の返答は思っているよりも遥かにあっさりとしたものでした。

「だってあなた昔から心配しすぎなくらい、心配性だったもんねぇ。ほらあの時なんてーーー」

と思い出話が始まったのです。
私はその話を聞きながら笑いと、納得感が溢れました。(笑)

「昔からそういう性格だったんじゃん、別に重い病気じゃないのかもしれない。」
「やっっと母親に言えたぞーー!!」

そんな気持ちから、恐怖症について結構吹っ切れたのを覚えています。
この経験から、自分の症状を誰かに打ち明けてみることが
恐怖症を軽くするための1つの方法なんじゃないかと自負していたりします^^

薬物療法について

私が症状を打ち明けた時に、母の知り合いの方の話を聞きました。

鬱の症状で病院に行って、抗うつ薬のようなお薬を処方された方の話でした。
その方はお薬を飲むことで、不安からは開放されましたが、無気力状態に陥りやすい状況で、なかなか一人の時にお薬を飲ませるのは、周りから見ていても怖い状態だったそうです。

お薬が良いところは、すぐに不安を取り除いてくれることだと思います。
恐怖症の症状は、脳内で異常にホルモンが分泌されてしまうことが原因とも聞きますので、
それをお薬で抑えてくれることで段々と症状の軽減に繋がる可能性はあると思います。

ただ、症状が軽減されるまで、そのお薬がないと不安で堪らなくなってしまうとか、
お薬の副作用は軽視できない部分かと思います。

病院に行く前に、信頼できる人に相談してみることを私はお勧めします。
母は知り合いの方の話をしてくれた後、私にこう言いました。

「もし病院に行くくらいなら、まずは私のところに来なさい。
カウンセリングをお医者さんとするくらいなら、私とまずは話そう。」

その言葉があったから、私は病院に行くよりもまずは自分でどうにかできる方法はないかと
考えることができるようになりました。

自分でもコントロールできるかもしれないと思った日

その日を境に、私は自分の恐怖症について向き合うことを始めました。
なぜ恐怖を感じるのか?
きっかけはあったか?
どんなことが具体的に怖いのか?

恐怖症を発症した日や、一人で考える時間がある時はノートとペンを持って、どんどん書き出していきました
もちろん向き合うことは簡単ではないですし、嫌な思い出を振り返るようなものです。
書き出す時は、心の余裕がある時だけです^^

少しずつ書き出していくことで、自分の恐怖症の規則性と言いますか、発症しやすい状況がなんとなくわかるようになっていきます。

私の場合は
・体調が万全だと大丈夫な時が多い。
・お腹が空いてると大丈夫。
・お洒落して、自分に自信がある方が大丈夫 etc…

些細な規則性なのですが、これらに気づいてあげることが結構重要です。

そうしてその条件を整えて、いざお出かけの日を迎えて大丈夫だった日があったのです!
それは私にとっての成功体験で、恐怖症を自分でコントロールできるかもしれないと感じた第一歩でした。

その成功体験は別の記事でもご紹介しておりますのでよろしければご覧ください・・🍎


恐怖症は病気じゃない。

ここまで、私が恐怖症に本当に悩んでいた時のことと、病院にいくという選択をやめた経緯について綴ってみました。

今でもやっぱり恐怖症を発症してしまうような場面はあります。
しかし、前に比べれば遥かに楽になりましたし、自分でコントロールすることができた場面も増えてきました。

持論ではありますが、お医者様は病気になってから、病気を治すためにいく場所と思っています。
病気にならないように予防していくためには、日々の生活の中で自分が体調管理をする努力が必要だと思っています。
恐怖症に関しても、私は予防することである程度コントロールが可能なのではないかと、自分の経験から感じています。

このブログを読んでくださる方で、恐怖症に悩んでいるという方へ
なかなかすぐに前向きに考えることは難しいですが、どうか恐怖症との上手な付き合い方を見つけるための時間を持ってみてください。
その方法の1つとして病院でカウンセリングを受けてみるというのも手かもしれません。
私のようにブログやSNSで発信してみたり、紙に書き出して、吐き出して、整理していくのもいいかもしれません。自分をわかってくれる人に、泣きながら打ち明けてみるのもいいかもしれません^^

あなたが救われる日のきっかけになれたら嬉しいなと思って、私は発信を始めました。
克服にはなかなか長い時間がかかると思います。
私もその途中です^^

恐怖症を病気なんだと諦めずに、うまく付き合っていく方法を一緒に探して行けたら私も嬉しいです🍎🦋